植物と虫の営み
ズッキーニの雄花とミツバチ。ハチは花より蜜を頂戴しにやってきます。その時、ハチの体に雄花からの花粉が付着します。ハチが別の花に移動して花粉もいっしょにまわりの雌花に移されたとき、花は受粉して実をつけます。その実を私たちは収穫して食べます。
多くの夏作物がハチなどの虫の助けを借りて受粉して子孫を残そうとします。虫を引き寄せるために美しく花を咲かせようとします。
この花と虫の営みにより、私たちは夏野菜を収穫できます。今日もズッキーニやキュウリのまわりでは、ハチが羽音をたてながら、花から花へ、飛び回っています。
みなさんにお届けしている野菜は小林が一人で作っているわけではありません。多くの虫や微生物などの生き物たちの営みの中で作物は生育していきます。私の役目はこれらの営みを大切に保たせること。農薬を自分の畑にまかないようにしたりして、畑の中の豊かな生態系をできるだけ崩さぬように気配りしています。
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