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2013年7月 3日 (水)

地元の子供と近所の農家のおじさん

地元の子供と近所の農家のおじさん  平成25年6月23日 

栃木県芳賀町では、保育園、小学校、中学校の給食の食材に地元の農作物を使用する、いわゆる「地産地消」の取り組みが行われています。小林農場は市貝町にありますが、芳賀町から車で走って10分もかからない距離にありますので、小林農場の野菜も地元産の野菜として、芳賀町の学校へ出荷させていただいてきました。

  定期的に生産者と子供たちの交流会が行われます。生産者が学校へ足を運び、子供たちといっしょに学校給食をいただいてきます。先日、私も生産者の一人として、保育園に訪問して交流会に参加してきました。

  子供と付き合うことに不慣れな私は、幼い園児と何をどういうふうに話をすればよいのかわからないまま教室に入り、簡単な自己紹介をした後、園児たちと並んで席につきました。

  食事中、「ねえ、コバヤシタケシさんってば!」とあちらこちらから子供たちの声が飛んできて、「あたしの猫、マシュマロっていうんだよ」とか、「カンガルーの赤ちゃんってすごく小さいんだよ」とか、こちらが何も訊かなくても子供たちのほうから脈絡なしに話しかけてくれるので、会話が途切れることがありませんでした。

  最後にごちそうさまでしたとみんなで手を合わせてあいさつした後、私は教室の前に立って簡単に子供たちの前で給食の感想を述べました。教室から退室する時、子供たちが私に手をさしのべてくるので、子供たちの手に次々とタッチしながら教室を出ました。

まもなく40代を迎えようとしている中年男性のこの私が一生懸命、「優しいお兄さん」を演じてきました。子供たちが素直に喜んでくれたので、私も楽しかったです。

  このように数校の小学校や保育園の交流会に参加してきましたが、どの学校の子供たちも見事な食べっぷりで、「芳賀町の学校では他の地域と比べて給食の残飯の量が少ない」と教員の方々が胸を張っておっしゃっていました。きっと、地元の農家と調理されている方々の愛情がたっぷりと給食に詰まっているからでしょう。確かに、どの給食もとてもおいしかったです。

  芳賀町の農家の農産物が他の地域の農産物と比べて際立った特徴があるわけではありません。特別に安い値段だというわけでもありません。芳賀町の学校は「地元の農家が作った農産物だから」という理由で、芳賀町の農産物を優先的に給食用の食材として扱ってくれます。町全体が地元の農業を支えようとしています。

  芳賀町のように、農業の大切さに気付き、学校給食に地元産の農作物を取り入れている自治体が増えてきているようです。そのような給食を食べることにより、子供たちは食の大切さを学び、また、郷土愛を育んでいきます。

  地元の食の自給を支え、地元の豊かな自然環境を守ることが農業の本来の役割だと思います。地元の子供たちの健やかな成長を食を通して支えていけるのであれば、農家冥利に尽きる仕事と言えるのではないでしょうか。

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