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2013年7月

2013年7月31日 (水)

栽培暦 7月21日~7月27日

以下はこの週に行った仕事です。

収穫、出荷  片づけ  育苗  除草(サトイモ、落花生、モロヘイヤ、空心菜、長ネギ)  さやいんげん定植  ナタネ収穫、脱穀、乾燥  播種(人参、小松菜、トウモロコシ)  播種(茎ブロッコリー、アスパラ菜、サヤインゲン、キャベツ)  じゃがいも収穫、乾燥  キュウリ芽かき、誘引  施肥、トラクター耕  

小林の手帳より

P7312517 秋作の作物の苗作りを開始。発芽は良好。セルポットに種を直播して、移植作業を省く。どのます目にも種は順調に発芽してくれた。

例年はキャベツの苗をたくさん作るのだが、秋は虫害が最も激しい時期であり、キャベツは虫害に遭いやすい作物で防虫対策に手間がかかるため、今年は50個くらいしか作らないことにした。

ブロッコリーも虫害に遭いやすい作物だ。今年は試しに茎ブロッコリーの苗を作ることにした。茎が長く伸び、つぼみの部分だけではなく茎の部分も柔らかくておいしく食べられる。つぼみと茎を収穫しても、また側枝が新たに伸びてきて、一株の茎ブロッコリーから次々に新しいつぼみと茎を収穫できる。つまり、虫に食べられても食べられても、新たに側枝を伸ばすたくましい生命力があるのではないかと期待している。同じ理由で、初めてアスパラ菜を作ってみることにした。

2013年7月30日 (火)

忘れてはならないこと

忘れてはならないこと  平成25年7月22日

  花火の音が聞こえる季節となりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  日本人にとって、そして我が家にとって大事な主食、お米。自分が食べるお米を自分で作ろうと思って、今年の5月に陸稲の種をポットにたくさん播いて、苗を育ててみました。陸稲とは、水田で育てる稲ではなく畑で育てる稲の品種のことです。

  苗はすくすくと順調に育ってくれました。6月に入り、苗を畑に定植する時期を迎えました。でも、野菜栽培に時間を追われてしまい、なかなか陸稲の苗を定植する時間がつくれませんでした。

  けっきょく、自給用のお米を作る手間をかけられそうもないので、野菜栽培に専念して、野菜を売って得た収入でお米を他所から購入することにしました。先日、陸稲の苗をポットから取り出して堆肥の山に積んで堆肥の材料としました。

  食糧の入手方法は、自分で手間と時間をかけて作物を栽培するよりも、どこかで働いて得た収入で買ったほうが楽だし、効率的です。この数十年間、日本はお金を稼ぐことに全力を注ぎ、世界中から食糧を購入してきました。日本は経済大国として豊富な資金力を手に入れ、一方で、日本の食糧自給率は40%以下にまでおちこみました。

  農業はお金を稼ぐ手段としては効率的とは言えません。日本の農家の多くが農業ではお金を稼げないと感じて、食糧を生み出す豊かな田畑を捨て、お金を稼ぎに街へと出ていきます。捨てられた田畑は荒れ果てていくのみ。

しかし、今後、地球上の人口は爆発的に増え、世界的な食糧不足が生じると予想されています。どんなにお金をつぎこんでも、他国から食糧を買うことができなくなる時代がくるでしょう。その時になって国内で食糧を自給しようとしても、田畑は荒れ果てて使えず、作物を作る技術を持った農家もいなくなっていたら、食糧を自給できないでしょう。

自分たちの食糧は自分たちで作る。それは人が地球上で暮らしていく上での基本中の基本だと思います。基本がしっかりしていなければ、何をやってもうまくいきません。

度々ニュースで話題になる原発の問題やTPPの問題などを耳にするたびに、今の日本は経済発展を最優先するあまり、私たちに収穫の恵みをもたらしてきた豊かな自然環境を犠牲にしているように感じます。

確かに経済は大事です。小林農場も、自分でお米を作るよりもお米を買うためのお金を作ることに懸命になっています。そして、経済を大事にするあまりにもっと大事なものを忘れてしまう罠にはまっていきます。私は稲の栽培を覚えられないままでいます。

今後、豊かな自然環境を守り食を自給していく技術を伝えていく農家の存在が必要となります。そして、そのような農家を支えていく消費者の存在が必要となります。

どんなにお金があっても、きれいな空気、水、食糧がなければ、人は生きていけません。私たちが本当に子孫にのこしていきたいものはなんでしょうか。お金でしょうか?それとも私たちに生きる糧を与え続けてきたこの国の豊かな自然でしょうか?

2013年7月28日 (日)

7月21日~7月27日の野菜セット

以下はこの週の野菜セットの内容です。

じゃがいも、人参、玉ねぎ、なす、ピーマン、キュウリ、ズッキーニ、トマト、ミニトマト、オクラ、米ナス、伏見甘長トウガラシ、セロリ、モロヘイヤ、空心菜、フダンソウ、バジル、ニラ

小林の手帳より

P7282510 P7282513                           玉ねぎを貯蔵している様子。直射日光の当たらない風通しの良い日陰に、コンテナに入れて保存。今年の玉ねぎは大きく育って、「玉ねぎってこんなに大きく育つのですね。」と驚く方もいた。あまり大きすぎる玉ねぎは、一般家庭では一度に食べきれないので、あまりスーパーなどでは好まれない場合もある。学校給食の食材としは、一度にたくさんの玉ねぎを料理するので、できるだけ大きい玉ねぎのほうが料理の手間が軽くなって好まれる。

2013年7月26日 (金)

米なす

P7262509 米なす。アメリカ出身のなす。形は大きくて丸みがあり、明らかに日本の在来ナスとは雰囲気が違います。なすは英語で「Eggplant」、つまり「卵の形をした植物」と言います。アメリカではこのような形をしたナスが一般的のようです。ヘタの緑色もきれいでしょ。

料理の仕方は、細かく刻んだり薄く切ったりしてはいけません。間違っても漬物の食材として使うのはやめましょう。できるだけ大きく分厚く切って蒸したり煮たり焼いたりします。そして、そのしっかりとして煮崩れのしにくい緻密で柔らかな肉質を楽しみます。

2013年7月25日 (木)

栽培暦 7月14日~20日

以下はこの週に行った仕事です。

収穫、出荷  片づけ  育苗  除草(バジル、ナス、ピーマン、トマト、モロヘイヤなど)  ピーマン支柱建て、結束  播種(人参、小松菜、フダンソウ)  刈り払い  播種(キュウリ)  施肥、トラクター耕  トウモロコシ雄花除去  じゃがいも掘り  大豆、小豆播種

小林の手帳より

P7232501 発芽して生育するキュウリの苗。床土は落ち葉や米ぬかなどを発酵させて1年間以上熟成させた自家製。今年の2月にこの自家製の床土を使用して作物の苗を育てるつもりでいたが、床土に種を播いてみても、ほとんど発芽してくれなかった。しかたなく、2月から5月の春作の苗作りでは自家製の床土をあきらめて、購入した床土を使うことにした。

発芽不良の原因として考えられるのは、床土がまだ熟成されていなくて未熟だったこと。自家製の床土を作ってから1年間は積んでいたのだが、たいていはこれだけ長い間積んでおけば熟成するものだが、今回は熟成がなんらかの理由で遅れたようだ。

2月にはまだ未熟だった床土も、さらに時間が経って6月頃から十分に熟成されたようだ。6月以降に自家製床土に種を播いたズッキーニやキュウリは無事に発芽して生育してくれた。これから秋作の苗作りが本番を迎え、いろんな作物の苗を育てることになるが、自家製の床土を使えるめどがたち、この秋作は床土をお店から購入しなくてすみそうだ。

1年間ではなく、2年かけて床土の材料を積んでたっぷりと熟成させて自家製床土を作る農家もいる。本当は2年くらい時間をかけて自家製床土を作ったほうが確実な床土を作れるだろう。

  

2013年7月24日 (水)

7月14日~7月20日の野菜セット

以下はこの週の野菜セットの内容です。

じゃがいも、人参、玉ねぎ、小ネギ、ナス、キュウリ、ピーマン、ズッキーニ、トマト、ミニトマト、オクラ、米ナス、伏見甘長とうがらし、セロリ、モロヘイヤ、空心菜、バジル、ニラ

小林の手帳より

P7082470

(左)セロリ。特有の強い香りがこの作物の持ち味だが、その香りに馴染めない人も多い。特に小林農場のセロリは緑茎種で香りが強く、あまり良い評判をいただけない。これからはもっと味の香りの柔らかな品種を試してみたい。

P7232496 (右)空心菜(くうしんさい)。熱帯アジア原産の中国野菜。ヒルガオ科の植物で、サツマイモと同じ仲間。油との相性がよく、炒め物などに。

P7192490(左)フダンソウ。今年初めて作ってみた。暑さに強い。ほうれん草と同じアカザ科の植物で、夏に収穫できないほうれん草の代わりにおひたしなどにして食べられる。

P7222493(右)モロヘイヤ。エジプトでは古くから食べられているアフリカ原産。栄養価の高さは注目に値する。味にくせがなく、おひたし、天ぷら、スープ、炒め物、どのような料理法にも使えて、多くの人に好まれている。小林農場の中でも頼れる人気作物だ。

P7232500 (左)ツルムラサキ。私は大好きなのだが、味にくせがあり、苦手な人が多い。このぬめりとしたくせのある食感がやみつきになるのだが、私に同意してくれる人は少なく、野菜セットの中に加えにくい。 

2013年7月22日 (月)

声をいただく

声をいただく   平成25年7月15日

盛暑の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

畑に埋まったままになっているじゃがいもを掘り出す作業をこの先、少しずつ進めていきたいと思っています。収穫されたじゃがいもは、簡単に乾かしてから暗室に置いておけば、来年の春まで長期間、保存することができます。

6月の梅雨の時期にじゃがいもを大量に出荷した出荷先の方より、お届けした多くのじゃがいもが傷んでしまっていたとのご報告をいただきました。6月のじゃがいもは収穫適期を迎えたばかりで、まだ若く、外皮が薄くて、収穫時に外皮がむけやすいです。外皮がむけてできた傷は数日後にはあざのように黒ずみ、さらに時間がたつとその箇所がぐちゃぐちゃとつぶれて傷んでいきます。

今まではじゃがいもを収穫してからすぐに出荷していました。しかし、じゃがいもの傷は収穫直後には目立たず、傷がはっきりと出現して傷み始めるのは収穫してから時間がたってからです。六月の出荷では、出荷するために箱に詰めているときは傷のないように見えたじゃがいもが、本当は傷がついていて、配送中に傷み始めたのでしょう。

今年は7月になってもじゃがいもの外皮が薄く、傷がつきやすい状況が続いています。6月のじゃがいもの出荷の失敗の経験から、掘り出してきたばかりのじゃがいもを出荷するのをやめて、数日前に収穫して貯蔵されているじゃがいもの中から、傷が出現していないものを選んで出荷することにいたしました。

傷んだじゃがいもをたくさんお届けしてしまった出荷先の方には本当にもうしわけありませんでした。出荷先の方からご報告をいただいたことにより、より安全で丁寧なじゃがいもの保存方法、出荷方法を考えるきっかけを私に与えてくれました。

これだけではなく、今年の梅雨の時期、他の方からもお届けした野菜が傷んでいたというご報告を何度かいただきました。今ほど、出荷する野菜の管理について真剣に考えたことはありません。

通常は傷んだ野菜をお届けしてしまったら、わざわざ報告はせず、そのままその農場の野菜を買うのをやめてしまう消費者のほうが多いと思います。小林農場の野菜を食べてくださっているみなさんは、そうではありませんでした。深く感謝しております。

野菜はなまものです。お届けした野菜が傷んでしまうことも稀にあります。それはしかたがありません。みなさんにこのことを理解していただくには、まず私が野菜を良い状態でお届けできるように最大限の努力を尽くすことです。

今まで、電話、手紙、メールなどで、またはみなさんのご自宅に直接野菜セットを配送したときなどに、みなさんの声に触れる機会を持つことができました。みなさんからいただいてきたご意見、ご報告、ご指摘が、野菜を良い状態でお届けするための技術の向上に大いに役立ってきました。みなさんから野菜セットについての遠慮のない率直な声をいただけるような雰囲気を作り出し、みなさんからの声によって向上しようと思います。

2013年7月21日 (日)

オクラの除草

P7162483 オクラ畑を覆っていた背の高い雑草を刈り払ってみると

知らぬ間にオクラが花をさかせ

知らぬ間に角(つの)状の果実が実っていた

2013年7月20日 (土)

参院選直前特集  争点の原発

  明日、参議院選挙が開票されます。自民党の安部首相は停止中の原発の再稼働に意欲をしめしています。海外にも原発を輸出しようとしています。私は自民党には絶対に投票しません。でも、おそらく自民党が衆議院選挙に続いて参議院選挙でも大勝して、これから数年間、自民党の天下となるでしょう。

  原発推進派の人々は「原発が最もコストの安い発電方法だ。原発を再稼働させないと、日本の経済がつぶれてしまう」と言います。原発に代わって火力発電の稼働させるには大量の石油が必要になりますが、石油の値段は高騰していて、火力による発電ではコストが高くなりすぎ、電気料金も値上がりしてしまい、日本経済が停滞してしまいます。

  ただ、二年前の福島第一原発事故では、多くの地域が放射能に汚染され、多くの一般人が被ばくして、一六万人もの人々が故郷を離れて遠くへ避難しなくてはいけませんでした。日本の体の一部が無残にもぎとられてしまったのです。原発があるかぎり、自然豊かな国土が大規模に汚染される危険性は消えてなくなることはないのです。

  原発推進派のみなさんに問いたい。「経済と豊かな自然に囲まれた風土、どちらが大切ですか?」と。

  そして、もうひとつ、言わせてください。原発は決してコストの安い発電方法なんかではありません。もっともコストの高い発電方法です。

  今まで原発による発電が安くなっていたのは、原発を推進したい政府が原発に補助金をだしていたからです。現段階で原発を再稼働をすれば、確かに一時的に発電コストは安くなるかもしれません。しかし、寿命を迎えた原発を解体する作業や使用済みの核燃料を長期間保存して廃棄する作業に莫大なコストがかかります。それらのコストのツケを私たちの子孫にまわしているだけなのです。

  そして、一度原発が事故を起こせば、事故を収束させるために、これまた莫大なコストをかけなくてはいけません。事故が発生してから2年たっても全く収束できないでいる福島第一原発の厳しい状況を見れば、それはよく分ります。

  本来は、事故を起こした東京電力が、散らかしてしまった放射能物質を回収する責任があると思いますが、東京電力が必死に除染をしているという話を聞いたことがありません。あまりにコストがかかりすぎて、除染ができないのです。よって、東北・関東地方の山、河、海はこの先数十年間、放射能で汚染されたままになるのでしょう。

  2年前の原発事故の後、福島県や東北・関東地方の農産物の安全性は揺らぎ、私のまわりの農家の人たちも販路を減らしてしまいました。私の暮らす地域でも、今でもシイタケなどのきのこ類や山菜などの山の幸から高い数値の放射能が検出されて、出荷が制限されています。私もシイタケを栽培するつもりでいたけれど、あきらめました。農家にとって貴重な材料である落ち葉も放射能で汚染され、今でもいちいち検査をしないと安心して落ち葉で作った堆肥を使えない状況が続いています。

  もし本当に原発のコストが安いのであれば、お金をつぎこんで今すぐに除染を完了してほしい。今すぐに農家や漁師が安心して仕事ができるよう、きれいな山や海を返してほしい。そして、今すぐに故郷を離れて避難している人々を故郷で安心して暮らせるようにしてほしい。それができないのであれば、「原発のコストは安い」などと二度と言わないでほしい。それはウソだから。

  この2年間、原発が稼働していなくても日本の電気量は足りていました。唯一、関西電力の大飯原発が稼働していますが、大飯原発がなくても十分に関西地方の電気量が足りていたことが調査で判明しています。そもそも、原発のない時代に日本は高度経済成長を果たして経済大国となりました。たかが原発がなくなったくらいで日本の電気量がたちまち足りなくなるということはありえません。

  どうしてももっと電気量が必要であれば、自然エネルギーで発電すれば良いでしょう。「自然エネルギーはまだ開発途上で、今すぐに依存できない」というのであれば、自然エネルギーの技術が確立するまで、従来どおりに天然ガス、石油、石炭を使って火力発電をすればよいでしょう。これらの地球上での埋蔵量はまだ数百年分あります。

  「石油などの輸入品は値段は高騰していてコストが高い」と言われていますが、他の国は日本よりも、産油国からずっと安い値段で石油を入手しています。日本の電気のコストが高いのは日本の電力会社の経営努力が足りないからと指摘されています。現在の電力会社の地域独占による経営を改めて電力の自由化を進めれば、電力会社の経営効率が上がって、発電のコストが安くなるでしょう。

  脱原発はその気になれば可能なのです。可能なのにわざわざ危険な原発を稼働させるほうが不自然なのです。

  なぜ政府や電力会社が原発の再稼働にこだわるのか、私にはさっぱり理解できません。「原発による利権を手放したくないから」という理由のみで再稼働させようとしているのであれば、言語道断です。

  どこをどう探してみても原発を再稼働しなくてはいけない理由が見当たりません。このブログを読んでくださっている方の中には原発の再稼働に賛成している人もいるかもしれません。もし原発の再稼働が必要なまともな理由をご存じならば、ぜひ、私に教えてください。

2013年7月18日 (木)

田の上のサシバ

P6282426 サシバでしょうか。田んぼの上空を大きな円をえがきながら何周も行き来していました。「うまく写真におさめろよ」と私に言っているかのように、とてもゆったりと飛んでくれていました。あまりうまく写真におさめられなかったけれど。

サシバはタカの仲間で、昆虫やカエルなどの小動物を主食とします。田んぼにはそういった生き物がたくさん暮らしていて、田んぼがしっかりと管理されている田園風景の中でサシバは繁殖します。市貝町は日本有数のサシバの繁殖地だそうで、市貝町の農業の豊かさの象徴でもあります。

2013年7月17日 (水)

栽培暦  7月7日~7月13日

以下はこの週に行った仕事です。

収穫、出荷  片づけ  ニンニク吊るす  ナス、ピーマン用支柱作り、支柱建て、結束  除草(サトイモ、フダンソウ)  トマト、ミニトマト芽かき、結束  播種(サヤインゲン)  麦わら片づけ、トラクター耕  施肥  播種(人参、小松菜、フダンソウ)  堆肥作り

小林の手帳より  

  7月上旬から全国的にものすごい猛暑となっている。真昼の暑い時間帯に畑仕事をしてしまうと、冗談なしで、本当に暑くて死んでしまう。現在、まだ涼しい早朝4時半から畑仕事を始め、昼は3時間ほどたっぷりと室内に避難して、夕方は19時すぎまで畑仕事をするようにした。栃木は熱帯夜になることは多くなく、早朝と夕方の包み込むようなひんやりとした空気に体は癒されている。

   人参の種まきは、7月中に行われる。人参の種は水分が十分ないと発芽しないが、種まきの適期はちょうど梅雨があけて雨が降らなくなる乾燥期と重なることが多い。わずかにしかない雨の機会を逃さず、雨が降る直前に種をまいておきたい。いつ雨が降ってきてもよいように、畑に肥料をまきトラクターで耕し、すばやく種をまける準備を整えておく。人参の種は水に浸しておいて、播種する前から種に水分を含ませておいて少しでも発芽率を良くしておく。そして、遠くの空から雷が聞こえてきたら、雨が降り始める前に素早く種を畑にまく(雨が降った後では、畑が湿りすぎていて種が播きにくい)。しかし、今のように日差しが強い時期は、雨が降っても、晴れれば畑はすぐに乾いてしまう。畑に水分を保つために、種を播いた播き溝にもみ殻などを薄く播き、播き溝を日光にさらさないようにする。人参の発芽率はあまり良くなくここまでやっても発芽しない場合も少なくないので、くじけずに何回にも分けて、人参の種を時期をずらしながら播き続ける。

P7172487 人参、小松菜、フダンソウを播種。播種後、あてが外れてあまり雨が降らなかったが、数日後、小松菜だけがまばらに発芽していた。

2013年7月16日 (火)

7月7日~7月13日の野菜セット

以下はこの週の野菜セットの内容です。

じゃがいも、人参、玉ねぎ、きゅうり、ズッキーニ、なす、ピーマン、米ナス、伏見甘長とうがらし、セロリ、小ネギ、バジル、サヤインゲン、ミニトマト、空心菜、にら、にんにく

小林の手帳より

  今年はじゃがいもの貯蔵がうまくいっていない。6月のじゃがいもが若い頃は外皮が薄く、収穫時に外皮がむけやすく、傷がつきやすい。7月に入っても外皮が薄いままで、いもに傷をつけやすい状況が続いている。傷がついたじゃがいもは数日後には傷ついた部分が黒ずみ、やがてその部分から傷んでしまう。今まで収穫して保存していたじゃがいもを見直してみると、多くが傷んでしまっていて、出荷できない状態だった。じゃがいもについた傷は、収穫直後は目立たず、傷がはっきりと目に見えるのは収穫してから数日後である。よって、掘り出したばかりのじゃがいもをすぐに出荷するのは危険だ。掘り出して、よく乾かして、そのあと暗室に移動して数日間貯蔵して、それで傷が見られないものだけを出荷するように心がけよう。

P7132475 P7132478

ミニトマトの収穫開始。

2013年7月15日 (月)

野菜セットの質の向上のための心得

野菜セットの質の向上のための心得   平成25年7月8日

七夕の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  6月下旬の梅雨の真っ最中、春野菜のブロッコリーにとってはすでに気温は高すぎる季節で、多くのブロッコリーが畑で収穫されぬまま傷んでいました。もったいないと思って、まだ傷んでいないブロッコリーを見つけ出して収穫して、野菜セットにくわえました。

  しかし、ただでさえ保存性の良くない作物です。みなさんのご自宅に野菜セットが着いたときには、ブロッコリーが食べられる状態ではなかったというご報告を、今までに何度かいただきました。この高温の季節には、配送中にすでに傷み始めてしまうのでしょう。

  小林農場の野菜セットはその野菜の種類数の多さを誇りとしてきました。旬の野菜はもちろん、旬がすぎたような野菜もセットに加え、種類数を増やすことに力を注ぎました。

  しかしブロッコリーの件のように、旬からはずれた野菜は日持ちがせず、傷みやすいです。無理して種類数を増やすことは、傷んだ野菜を出荷してしまう危険性を高めます。

  本当は旬を迎えている食べ頃の野菜の種類数は、いつもそんなにたくさんあるわけではありません。小林農場と同じように野菜セットを販売している農家の方々の野菜セットの内容を拝見させていただくと、小林農場よりもずっと出荷している野菜の種類数が少ないようです。自信をもって出荷できる旬の野菜のみを厳選している様子がうかがえます。

  農産物は工業製品とは違って、商品は生き物です。出荷した作物の中には農家の予想よりもずっと早く傷んでしまう作物もあるかもしれません。「絶対に傷んだ作物をお届けしたりしません。」とお客さんにお約束しづらいのが、農産物の特性でもあります。

  ただ、あまりに頻繁に傷んだ野菜を出荷しているようでは、それは商品として失格でしょう。みなさんから野菜セットの中の野菜が傷んでいたとのご報告を受ける度に、大変もうしわけなく思います。

  旬から外れた野菜を無理して野菜セットに加える私の癖を改めていこうと思います。そのために野菜セットの中の野菜の種類が減ることもあるかと思いますが(特に2000円セットの場合)、旬の野菜を少し多めに加えることで対応していきたいと思います。

  この春、人参の種は2月から3月にかけて6回に分けて播かれました。前回までは2月に種まきされて収穫適期を迎えてから日が経っていた人参を出荷していましたが、今回は3月に種まきされて収穫適期を迎えて間もない若い人参をお届けいたしました。

  今の時期は夏人参の旬ではありますが、もともと人参もそんなに暑さに強い作物ではありません。出荷するときの管理に注意が必要です。古い人参よりも若い人参を出荷したほうが安全です。このように、同じ作物でも、種まきの時期を少しずつずらすことにより、収穫時期もずらして、常に食べ頃の作物を出荷できるようにしていきたいと思います。

  日本各地では例年よりもかなり早い梅雨明けとなりました。これから夏本番を迎えます。「暑くなってきた!これから俺たちの季節だ!」と踊り出てくるような勢いのある夏野菜をみなさんにお届けしてまいりたいと思います。

2013年7月14日 (日)

栽培暦 6月30日~7月6日

以下はこの週に行った仕事です。

収穫、出荷  片づけ  定植(モロヘイヤ、空心菜)  カルチ除草  トラクター耕  キュウリ、ゴーヤ除草、敷きわら  大豆、小豆播種  玉ねぎ長期保存  耕運機除草  

小林の手帳より

  去年と比べて、畑に雑草があまり盛んに生えてこない。天候の影響もあるのだろうけれど、トラクターによる耕し方も今年は少し変えた。トラクターによって畑を耕す一番の目的は、雑草を抑えることである。すっかり減ってしまっていたロータリーの刃を今年新しく買い替えてみた。深く耕せなくてもいいから、なるべくロータリーを高速回転にして耕すようにしてみた。おそらく、これらは正解だったと思う。雑草を抑えることさえできれば、他の仕事が遅れても、なんとかなりそうな気がする。

2013年7月10日 (水)

シュンギクの花

P6242411 シュンギク畑では、収穫しきれずに畑に残されたシュンギクが開花。シュンギクはキク科の植物。

2013年7月 9日 (火)

色が違う人参

色が違う人参   平成25年7月1日

梅雨晴れの候、みなさんいかがおすごしでしょうか。  

先日、人参をある販売先に出荷すると、そのほとんどが返品されてしまいました。返品された人参を見ると、どの人参も頭の部分が切られていました。人参の中身の色を見ると、普通の人参と比べてずいぶんと黄色く、赤みが薄かったです。この人参の色を見て、販売先は私の人参を避けたようです。

返品された人参を見て、私と顔見知りのベテラン農家の方は、「確かにこんなに色が薄いと人参の色とは言えない。」と語り、私に人参の色を中身まで鮮やかな赤にする栽培方法を教えてくれました。ベテラン農家の方は、研究を重ねて数種類の化学肥料と農薬を選びぬき、その結果、どの直売所に出荷してもほとんど売れ残ることのない美しい人参を作れるようになったと語り、良い人参を作るには肥料代や農薬代などそれなりの投資が必要だともおっしゃっていました。

具体的にお使いになっている化学肥料や農薬の名前も教えてくれました。私がそれらを使うことはないでしょうが、私のために時間を割いて熱心に人参栽培について教えてくださったお心遣いに感謝いたしました。

確かに自分の思い通りの姿形に人参を作ろうとするのであれば、化学肥料や農薬の使用は有効かもしれません。しかし、これらのもともと自然界になかった化学物質は、使い方を誤れば田畑の生態系を崩壊させて作物栽培を困難にしてしまう危険性があります。持続的に作物を栽培するには無農薬、無化学肥料栽培が無難だと、私は考えます。

肥料を他所から高いお金を払って入手するのではなく、地元で手に入る有機物を材料にして肥料を作り、畑へ散布して作物に栄養を与えて最後はそれらの肥料を土へ還す。そのような循環の中で作物を育てるのが、小林農場のやり方です。化学肥料を使う栽培方法と比べて、作物の生育は一様ではなくばらつく傾向があり、中まできれいに赤く染まる人参もあれば、黄色っぽくなる人参もあります。

生まれてくる人間の赤ちゃんと同じです。体重の重い赤ちゃんが生まれてくる時もあれば、軽い赤ちゃんが生まれてくる時もあります。背の高い赤ちゃんもいれば背の低い赤ちゃんもいます。

どんなふうに赤ちゃんが生まれてきても、尊い命であることには変わりはありません。どんなふうに生まれてきても、親は生まれてきた赤ちゃんに愛情を注いでいくでしょう。

一般流通では出荷できないような見た目の悪い作物も大事に食べていこうとするのが小林農場の基本姿勢です。後で返品された人参を輪切りにして炒めて、試食してみました。全部、おいしかったです。味に問題はありません。

みなさんにお届けした人参の中にも、中身が黄色い人参が混じっていたかもしれません。それを見て、驚いた方もいらしたかもしれません。でも、どれも、私が自信を持ってみなさんにお届けできるおいしい人参です。その人参の味をどうぞお楽しみください。

2013年7月 7日 (日)

6月30日~7月6日

以下はこの週の野菜セットの内容です。

じゃがいも、人参、玉ねぎ、大根、かぶ、小ネギ、きゅうり、ズッキーニ、ナス、米ナス、ピーマン、伏見甘長とうがらし、キャベツ、サヤインゲン、セロリ、バジル、にら、にんにく

小林の手帳より

  6月下旬から7月下旬は高温多湿のために作物が傷みやすい。収穫したときには見た目に問題のなかった作物も、収穫された後はもたずにすぐ傷んで、配送されてみなさんのご自宅に着いた時には傷んだ作物が届くようなこともある。

  傷んだ作物をお届けすることがないようにするため、この季節に注意すべきこと。まず、旬から外れた作物は出荷しないこと。ブロッコリーやサヤエンドウなどの春野菜を梅雨に入ってから出荷するのは危険だろう。大根、かぶ、キャベツももう出荷しないほうがよい。

  人参もあまり高温に強い作物ではない。2月から3月までの間に数回に分けて人参の種まきをしてきた。前回は2月に種まきした古いほうの人参を出荷してきたが、これより3月に種まきした新しいほうの人参を出荷していきたい。若い人参のほうが古い人参よりも、当然、傷みにくい。

P7042452 野菜セットにサヤインゲン登場。

  

2013年7月 6日 (土)

玉ねぎとバジルの二杯酢

材料  人参、玉ねぎ、バジル、しょう油、酢

薄く切った人参や玉ねぎをフライパンで炒めて少量の水としょうゆを加えしばらく火をとおし

最後に手でちぎったバジルと酢を加えてかきまぜる。

どんなに暑くなっても食欲だけは落ちないのが私の自慢でしたが、今年は梅雨に入ってから胃が食べ物を受けつけなくなるようになりました。食欲が落ちてくる年代なのでしょう。そんな時、炒め物になんとなく酢を加えてみると、その酸味のおいしさに感動。食欲を取り戻した喜びに浸りました。人の食欲を刺激してくれる酢の魔法。その酸味をひきたててくれる玉ねぎとバジルの風味。これから暑さを本番を迎え、食欲が落ちてくる方には、酢を利用して料理を味付けるのがいいようです。

2013年7月 5日 (金)

植物と虫の営み

P6292435ズッキーニの雄花とミツバチ。ハチは花より蜜を頂戴しにやってきます。その時、ハチの体に雄花からの花粉が付着します。ハチが別の花に移動して花粉もいっしょにまわりの雌花に移されたとき、花は受粉して実をつけます。その実を私たちは収穫して食べます。

多くの夏作物がハチなどの虫の助けを借りて受粉して子孫を残そうとします。虫を引き寄せるために美しく花を咲かせようとします。

この花と虫の営みにより、私たちは夏野菜を収穫できます。今日もズッキーニやキュウリのまわりでは、ハチが羽音をたてながら、花から花へ、飛び回っています。

みなさんにお届けしている野菜は小林が一人で作っているわけではありません。多くの虫や微生物などの生き物たちの営みの中で作物は生育していきます。私の役目はこれらの営みを大切に保たせること。農薬を自分の畑にまかないようにしたりして、畑の中の豊かな生態系をできるだけ崩さぬように気配りしています。
P7032449_2 

2013年7月 3日 (水)

栽培暦 6月23日~6月29日

以下はこの週に行った仕事です。

収穫、出荷  育苗  片づけ  トマト、ミニトマトの結束、誘引  刈り払い除草  不織布片づけ  オクラ間引き  ピーマン、伏見トウガラシ芽かき  施肥、トラクター耕  小麦刈り取り、脱穀  じゃがいも収穫  定植(アスパラガス、キュウリ、落花生、モロヘイヤ)  サヤエンドウ片づけ

小林の手帳より

地主さんよりバインダーとコンバインをお借りすることになり、収穫時期を迎えた小麦を刈りとって脱穀した。これらの農業機械は、米や麦などの穀物の収穫作業で使われる。年に1回か2回しか登場することのない機械だが、これらを使わずに手作業のみで収穫作業をするととても手間がかかりすぎてやりきれなくなってしまう。穀物は一度収穫すれば腐ることなく年中ずっと保存できるという、野菜にはない豊かな特徴がある。穀物栽培は行うべきで、そのためにも機械の入手方法を考えておきたい。

P6282433 バインダーという手押し型の機械を押しながら小麦畑を歩くと、バインダーが上手に小麦を刈りとってひと抱えほどの小麦をヒモで一瞬にして束ねてくれる。

P6282427コンバインがバインダーで束ねられた小麦を鋭い歯でかんで穂から穀粒をしごきとっている瞬間。脱穀。

P6282429 脱穀されて自動的に袋に詰められていく小麦の粒。

脱穀された小麦はハウスの中に広げて日干ししてよく乾燥させる。そのあと、穀粒に混ざっているゴミを取り除く。そのあと、小麦粉やうどんに加工する。そのあと、適切に長期保存をする。

穀物栽培は収穫されたら終わりではない。むしろ、収穫されてから食卓に登場するまでの道のりが長い。

地元の子供と近所の農家のおじさん

地元の子供と近所の農家のおじさん  平成25年6月23日 

栃木県芳賀町では、保育園、小学校、中学校の給食の食材に地元の農作物を使用する、いわゆる「地産地消」の取り組みが行われています。小林農場は市貝町にありますが、芳賀町から車で走って10分もかからない距離にありますので、小林農場の野菜も地元産の野菜として、芳賀町の学校へ出荷させていただいてきました。

  定期的に生産者と子供たちの交流会が行われます。生産者が学校へ足を運び、子供たちといっしょに学校給食をいただいてきます。先日、私も生産者の一人として、保育園に訪問して交流会に参加してきました。

  子供と付き合うことに不慣れな私は、幼い園児と何をどういうふうに話をすればよいのかわからないまま教室に入り、簡単な自己紹介をした後、園児たちと並んで席につきました。

  食事中、「ねえ、コバヤシタケシさんってば!」とあちらこちらから子供たちの声が飛んできて、「あたしの猫、マシュマロっていうんだよ」とか、「カンガルーの赤ちゃんってすごく小さいんだよ」とか、こちらが何も訊かなくても子供たちのほうから脈絡なしに話しかけてくれるので、会話が途切れることがありませんでした。

  最後にごちそうさまでしたとみんなで手を合わせてあいさつした後、私は教室の前に立って簡単に子供たちの前で給食の感想を述べました。教室から退室する時、子供たちが私に手をさしのべてくるので、子供たちの手に次々とタッチしながら教室を出ました。

まもなく40代を迎えようとしている中年男性のこの私が一生懸命、「優しいお兄さん」を演じてきました。子供たちが素直に喜んでくれたので、私も楽しかったです。

  このように数校の小学校や保育園の交流会に参加してきましたが、どの学校の子供たちも見事な食べっぷりで、「芳賀町の学校では他の地域と比べて給食の残飯の量が少ない」と教員の方々が胸を張っておっしゃっていました。きっと、地元の農家と調理されている方々の愛情がたっぷりと給食に詰まっているからでしょう。確かに、どの給食もとてもおいしかったです。

  芳賀町の農家の農産物が他の地域の農産物と比べて際立った特徴があるわけではありません。特別に安い値段だというわけでもありません。芳賀町の学校は「地元の農家が作った農産物だから」という理由で、芳賀町の農産物を優先的に給食用の食材として扱ってくれます。町全体が地元の農業を支えようとしています。

  芳賀町のように、農業の大切さに気付き、学校給食に地元産の農作物を取り入れている自治体が増えてきているようです。そのような給食を食べることにより、子供たちは食の大切さを学び、また、郷土愛を育んでいきます。

  地元の食の自給を支え、地元の豊かな自然環境を守ることが農業の本来の役割だと思います。地元の子供たちの健やかな成長を食を通して支えていけるのであれば、農家冥利に尽きる仕事と言えるのではないでしょうか。

6月23日~6月29日の野菜セット

以下はこの週の野菜セットの内容です。

じゃがいも、人参、玉ねぎ、大根、小ネギ、かぶ、きゅうり、ズッキーニ、ナス、米ナス、キャベツ、ブロッコリー、スナップエンドウ、シュンギク、バジル、セロリ

小林の手帳より

人参の中身の色が薄いというご指摘をいただく。確かに今年の人参の色は薄い。畑にカリ成分が不足したり、人参の頭の部分を日に当ててしまって頭が青くなってしまったりすると、人参の中身が薄くなる傾向があるらしい。ただ、色はうすくても味は普通においしかった。小林農場の野菜を食べてくださっている方々には、人参の色や形などの見た目ではなく中身の味をみていただきたいと思うけれども、確かに、見た目の良い作物は中身も良く、見た目の悪い作物は中身も悪くなる傾向は少しはあるので、あまり見た目を軽視しないほうがよいだろう。

P6202400 長ネギの苗の定植が終了して、余った苗を「小ネギ」と称して出荷している。株もとは軟白されてなく白い部分が短いけれども、まだ小さなネギは青い葉の部分も柔らかくておいしく食べられる。今の季節、どの店にも長ネギはあまり売られていないので、「小ネギ」を直売所に持っていくとそれなりに売れる。

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