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2013年4月29日 (月)

親しき品種たち

(4月22日に作成した農場通信より。一部改正) 

  同じ作物の中でも、数えきれないほどの品種があります。大根だけでも、頭の部分が淡い緑色になる「青首大根」、丸い形の「聖護院大根」、小さな形の「亀戸大根」、大きな形の「桜島大根」など、他にもいろいろとあります。

  3月、4月はいろんな作物の種まきが行われる時期。女性がファッション誌をめくるように、色取り取りの品種が紹介されている種苗会社のカタログを農家はワクワクしながらめくっては楽しみます。以下、小林農場が愛用している品種をご紹介いたします。

  ゴボウの「ダイエット」。普通、ゴボウは長く伸びている根を思い浮かべますが、小林農場の畑の土は固く、ゴボウがそんなに長く生育できません。「ダイエット」は短くて小ぶりのうちに収穫するゴボウで、短いので収穫時に掘り取るのも楽です。そして、柔らかくてサラダでも食べられて香りも良いです。

  かぶの「耐病ひかり」。かぶは大きくなりすぎると中身にスが入ってしまい品質が悪くなるのですが、「耐病ひかり」は大きくなってもスが入らず、小さいうちから大きくなるまで、好きな大きさで収穫でき、長く収穫時期を楽しめます。みなさんに長い間、お届けできます。

  じゃがいもの「メークイン」。一般的に知られている品種で、小林農場で最も多く作られているじゃがいもです。形は大きく、芽が浅くて表面がなめらかなので外皮がむきやすく、地元の学校給食の食材として需要が高いです。水分が少ないので煮ても煮崩れしにくく、保存性が抜群に良く、6月に収穫された後、次の年の4月まで出荷ができます。

かぼちゃの「白爵」。色は白く、真冬でも貯蔵できるかぼちゃで、重宝しています。甘味は十分、ホクホクとするだけでなくしっとりとした食感で、多くの方から「おいしい」と好評をいただきました。

サニーレタスは「レッドファイヤー」、トウモロコシは「ゴールドラッシュ」、ナスは「美男」、枝豆は「湯あがり娘」などを使ってきました。品種名がおもしろいので、ご紹介いたします。

  以前に何度かお伝えしたとおり、現在、販売されている種の多くは、F1種です。すばらしい生産効率を発揮する種ですが、採種してもあまり良質な種を採れません。自家採種するには、固定種の種を入手しなくてはいけません。

  人参は「MS春まき五寸」「US春まき人参」「黒田五寸」「小泉冬越し人参」など、小林農場の人参は全て、固定種の種に切り替えました。私がその気になれば、自家採種ができます。これらの品種は人参の香りが強く、その味に自信がありますが、みなさんの感想はいかがでしょうか。

ちなみに、F1種よりも固定種の品種のほうが、一般的に味が良いと言われています。これから少しずつ小林農場の野菜の品種をF1種から固定種に切り替えていこうと思っていますが、この先、小林農場の野菜の味がますますおいしくなっていくことを、少しだけ期待していただきたいと思います。

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