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2013年1月25日 (金)

適正な価格

(1月14日に作成した農場通信より。一部改正) 

小林農場では、今年より今までみなさんにお届けしてきた2000円の野菜セットの他にも、1000円の野菜セットを販売していくことをお伝えしております。今回は、小林農場での野菜の販売価格の決め方について、お話いたします。

  小林農場では、各々の作物のおよその単価が決まっています。長ネギは1本で50円くらい、葉物野菜は1束(片手でつかめるくらいの量)で100円くらい、といった具合に。市場の状況次第で高くなったり低くなったりする一般流通の野菜の価格とは違い、小林農場の野菜の価格はほぼ固定されていて、大きく変動することはありません。

  2000円の野菜セットには、単価の合計がおよそ2000円分になるように数種類の野菜を詰め合わせてきました。

  野菜セットを食べてくださっている方々から、「毎週、小林農場の野菜を全部、おいしくいただいています。」と嬉しい声をいただくこともありますが、「セットの中の野菜の量はたくさんで食べきるのが大変」という声もよくいただきました。大家族は減り核家族が増えていく今の社会だと、野菜セットの2000円分の野菜は多すぎる場合もあるかと思います。

  そこで、野菜の量を減らすことによって価格も減らし、毎週購入していただくことを条件に「1000円セット」を販売してみることにしました。

  「1000円セット」は、セットを1箱作る労力、それをお届けする労力を考えると、適正価格を下回る安いセットだと思います。それでも、一人でも多くの方に小林農場の野菜をたべていただきたいという強い願いがおさえがたく、「もうこれ以上は少なくできない」という少量の野菜を「もうこれ以上に安くはできない」というくらいにご購入しやすい低価格で、販売してみることにいたしました。

価格を下げることによって消費者をひきつけることはできますが、長い目でみると、それは生産者の首をしめていきます。「安売り競争」が激しくなれば、生産者が手間をかけたわりには儲けはますます減っていき、経営が苦しくなります。そうなれば、良い生産物が作れなくなり、最終的には、消費者が良品を手に入れられなくなって損をします。

  生産者はコストを下げる経営努力はしていくべきなのでしょうが、それにも限界があります。物には適正価格があります。「安さ」で消費者をひきつけるよりも、適正価格でも売れる魅力的なものを作ることが生産者にとって大事だと思います。

  これから1年間は、お伝えしているように「2000円セット」と「1000円セット」の2種類の野菜セットをお届けしていきたいと思います。そして、その結果を振り返りながら、来年になったら、再び販売方法、販売価格を見直してみたいと思います。

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