栽培暦 9月16日~9月22日
収穫、出荷 育苗 タカノツメ収穫、乾燥 播種(大根、聖護院大根、二十日大根、玉ねぎ、小松菜、ほうれん草、からし菜、ルッコラ、かぶ、聖護院かぶ、京菜) カルチ、ガリ除草(白菜、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、レタス、サニーレタス) 定植(白菜、春菊、キャベツ、レタス) 捕植(白菜) 播種(キャベツ、サニーレタス、ターサイ、京菜、壬生菜) サヤインゲン除草、追肥 長ネギ土寄せ にんにく植えつけ 白カボチャ収穫、貯蔵 虫獲り
小林の手帳より
白菜、キャベツ、ブロッコリーの苗の多くが畑に定植した後、虫に地際に近い部分で切断されてしまい、定植した苗全体の3割は消えてなくなる深刻な被害に発展。おそらくネキリ虫かヨトウムシの幼虫の仕業だと思う。たいてい被害を受けた苗の株もとの土をほじくるとこれらの虫を見つけて捕まえることができるのだが、今年は、朝も夜もいくら丁寧に探しても虫の姿を見つけることができず、被害の拡大を防ぐことができなかった。
シンクイムシが白菜のほとんど全部の苗に数匹、発生。新芽が生えてくる芯にもぐりこんで新芽を丸ごと食べてしまう上、芯に隠れて見つけにくく捕まえにくいやっかいな害虫。ただ、あまり食欲旺盛な虫ではないようで、出現したらすぐに新芽を食べ尽くすということはないようだ。芯にもぐりこんでいる虫のなかでも、大きくて捕まえやすい虫のみをひょいひょいと捕まえ、小さくて捕まえにくい虫はそのまま遊ばせ、大きくなって捕まえやすくなってから捕まえた。苗にくっついている虫を全部捕まえようとしたらいくら時間があっても足りないので、あまり丁寧に虫をとろうとしないこと。シンクイムシは出現したらすぐに新芽を食べつくしてしまうような破壊力はないと思う。現在は、苗も大きくなり、シンクイムシの勢いよりも新芽が発生する勢いが勝っているように見える。
今週に種を播いた葉物野菜は、みんなきれいに発芽した。発芽直後の新芽を狙うキスジノミハムシの被害は全く見られず、今後はこの虫が問題を引き起こすことはないと思う。
相変わらず雨の少ない1週間だったが、カラカラに土を乾かしてきた太陽の陽は和らぎ、土は常になんとなく湿り、種を播けば簡単に発芽し、苗を定植すれば簡単に根付くようになってきた。この1週間で確実に夏が秋に変わり、季節が5歩も10歩も進んだ。
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