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2012年5月

2012年5月31日 (木)

放射能検査の結果

小林農場の作物を、地元の農業振興事務所で放射能汚染の検査をしました。検査結果を公表いたします。

4月18日  ほうれん草 放射性セシウムは測定下限値未満 

        菜の花 放射性セシウムは測定下限値未満

        測定下限値は3.02ベクレル/kg

5月23日  小松菜 放射性セシウムは測定下限値未満

        からし菜 放射性セシウムは測定下限値未満

        測定下限値は3.0ベクレル/kg

参考 国の基準値は100ベクレル/kg。これよりも高い数値が検出された品目は、出荷停止の要請を受ける。

5月20日~5月26日の野菜セット

22日 里芋、ミニ人参、かぶ、株ネギ、レタス、サニーレタス、サラダ菜、ほうれん草、小松菜、からし菜、山東菜、ルッコラ、二十日大根、みず菜、キヌサヤエンドウ

25日  里芋、ミニ人参、株ネギ、ニラ、レタス、サニーレタス、サラダ菜、小松菜、ほうれん草、山東菜、みず菜、からし菜、二十日大根、ルッコラ、キヌサヤエンドウ

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栽培暦 5月20日~5月26日

育苗  収穫、出荷、販路開拓  ネギ苗取り、定植  畝たて  里芋定植  播種(トウモロコシ、枝豆、ポップコーン、エンサイ)  モロヘイヤ間引き  施肥(追肥)(オクラ、タカノツメ、ナス、賀茂ナス、伏見甘長、ズッキーニ)  人参間引き、除草  じゃがいも芽かき、土寄せ  株ネギ株分け、定植  定植(トウモロコシ、枝豆、落花生、バジル、コリアンダー) 

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2012年5月28日 (月)

トマト定植

P5271164 畑に定植したトマトの苗。湿度の高い環境で病気に罹りやすいトマトなので、高い畝を作ってから苗を植えて行きました。新しい根をたくさんはえさせるために、普通に苗をまっすぐに立たせて植えるのではなく、少し苗を寝かせて植えてみたりして、少しこだわってみた定植でした。苗が風にあおわれてしまわぬように、早く支柱をたててあげねば。

P5271163 あらゆる苗で埋め尽くされていた育苗ハウスも、苗を畑へ旅立たせた後は空家に。空いた空間にトマトの苗を定植してみました。トマトが収穫されるまで、雨を防ぎ、トマトの好む乾燥した環境を保ってくれるでしょう。

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2012年5月27日 (日)

耕運機に脚光

P5261160 イモが地中で広々と肥大してくれるように、ジャガイモの株もとに、たっぷりと土を寄せました。鍬と手だけでこの作業をしていたらとても大変なので、手押し用の耕運機をジャガイモとジャガイモの畝間に走らせました。すると、写真のように、土が左右に跳ね上がります。地主さんよりいただきながら、今まで1度も使われることなく物置の奥に眠っていた中古の耕運機。最近、この農機具が、溝を作ったり畝をたてるのに利用できることが偶然に発見され、この先は畑仕事のいろんな場面で活躍してもらおうと思っています。

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5月のミニ人参

P5251157 2月に播種した人参が、こんなに大きくなりましたよ。大きさがまだこぶりなうちの人参は、サラダとして生でぽりぽりと食べる召し上がり方がおすすめ。若い人参の香りの初々しいこと。人参の葉は固くなってきましたが、葉先はまだ柔らかく、おいしく食べれます。

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2012年5月23日 (水)

5月のみず菜

P5231155 一昔前まではみず菜は、大きく太く生育させて、収穫すれば鍋物の具として、ぐつぐつ煮込んで食べる、冬の葉物野菜としてあつかわれてきました。今は、この時期に、みず菜の葉がまだ小さくて細くて柔らかそうなうちに収穫して、サラダとして生で食べる食べ方も多くなってきました。そのシャキシャキとした葉の歯応えが楽しめます。レタス、二十日大根、ルッコラ、そしてみず菜など、冬を越して生野菜を欲している私たちの体の要求にこたえるかのように、畑では、サラダ用の食材をたくさん、用意してくれています。

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5月13日~5月19日の野菜セット

15日  里芋、かぶ、株ネギ、キャベツ、ニラ、二十日大根、小松菜、ほうれん草、山東菜、サニーレタス、サラダ菜、菜の花

18日  里芋、かぶ、株ネギ、キャベツ、ニラ、二十日大根、小松菜、ほうれん草、山東菜、レタス、サニーレタス、サラダ菜

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栽培暦 5月13日~5月19日

育苗  収穫、出荷  定植(カボチャ、ナス、賀茂ナス、ピーマン、伏見甘長、カラーピーマン、タカノツメ、オクラ、トマト、ミニトマト)  畝たて  もみ殻入手、散布  施肥  かぶ除草、間引き  玉ねぎ除草  トウモロコシ播種  トラクター耕  育苗ハウス片づけ、トマト定植準備  ネギ苗掘り取り、定植 

  

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2012年5月19日 (土)

2匹

P4301103_2 最近頻繁にアブラナ科の作物の上で見かける虫。1匹のみで見かけることは稀で、2匹くっついて行動しています。私の顔を見ても、2匹は離れることなく、葉から葉へと落ちて行きながら逃げていきます。

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団子より花

P5111138 手前はチンゲンサイ、奥は白菜。どの作物も、人間に食べられるより先に、茎を高く伸ばし、花を咲かせました。こうなると葉は固くなり、人間の食用にはむきません。作物は、幼いころに寒さを受けると、収穫時期を迎える前に花を咲かせる習性があります。チンゲンサイや白菜を畑に植えたのはまだ寒かった3月でしたが、厳寒期での作付けは、技術が必要です。今は、これらのつぼみを摘んで、出荷しています。意外においしいです。

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自家採種

P4281091 去年、収穫した白かぼちゃより自分で採種した種を4月に播種、無事に発芽しました。他にも、知人からいただいた自家で採種したゴーヤやマクワウリの種も発芽。種は普通、種苗会社から購入していますが、農家の自立を考えると、自分で採種するのが一番です。これらのカボチャ、ゴーヤ、マクワウリが良質な収穫物を生産してくれれば、小林農場にも自家採種が定着してゆくでしょう。

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2012年5月16日 (水)

栽培暦 5月6日~12日

育苗  収穫、出荷  肥料作り  不織布片づけ  きゅうり、さやいんげん支柱建て  さやえんどう誘引  定植、マルチ(セロリ、サニーレタス、きゅうり、サヤインゲン、ズッキーニ)  二十日大根播種  播種(トウモロコシ、モロヘイヤ、枝豆、落花生、ポップコーン)  間引き(モロヘイヤ、エンサイ、トウモロコシ)  ネギ畑準備、ネギ定植  遅霜対策

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5月6日~12日の野菜セット

里芋、かぶ、株ネギ、キャベツ、ニラ、小松菜、ほうれん草、山東菜、二十日大根、サニーレタス、サラダ菜、菜の花

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2012年5月10日 (木)

佳境

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3月より種を播いて育ててきた夏野菜の苗が、今、青年期を迎え、育苗ハウスから畑へと旅たつときがやってきました。よく発芽し、移植後も問題なく根を活着させ、害虫をよせつけず、ちょっと水をやれば勝手に大きく育ち、みんな、私に手間をかけさせることがなかった子供たちでした。育苗ハウスでは、「もう、ここは狭いよ。早く広い畑に出しておくれよ。」との苗の声が充満しています。最近、雨が多くて畑は乾くことがなく、また、竜巻や雹が生じることもありえる不安定な天気の中、きっと苗のためにも定植を急いだほうがよいだろうと信じ、定植を強行・開始。佳境へ突入。

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トイレの神様

P4291095 この時期、毎年、借家の簡易トイレの前に咲く野草。ムラサキケマンか?美しい葉の切れ込み、鮮やかな花々の薄紅色の房。この花を目にすると、トイレ掃除の苦手だった私も、トイレを掃除したくなってくるものでした。私のトイレには、それはそれはきれいな、女神さまのような花が咲きます。

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ご報告

先週の5月6日、栃木県南東部で竜巻が発生、小林農場のある市貝町のすぐ隣の市町では大きな被害を受けたようです。農場にも被害がなかったのか心配して下さる声をいただきましたが、農場は被害を免れました。ご報告、遅れました。

2012年5月 6日 (日)

栽培暦 4月29日~5月5日

育苗  収穫、出荷  播種(トウモロコシ、枝豆、落花生、ミント、アシタバ)  除草、ずらし(ナス、ピーマン)  不織布、弓竹片づけ  間引き(小松菜、ほうれん草、山東菜、京菜、ルッコラ、二十日大根、大根)  ニラ除草、マルチ  じゃがいも除草、土寄せ  トラクター耕  定植(春菊、ミツバ)  除草(玉ねぎ、人参)  移植(ゴーヤ、マクワウリ)  大掃除、整理整頓

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4月29日~5月5日の野菜セット

人参、里芋、大根、かぶ、株ねぎ、サニーレタス、サラダ菜、チンゲンサイ、ほうれん草、菜の花、ニラ

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2012年5月 4日 (金)

辰年穀雨 その1 

  先日、農産会社から農場へ、激安の価格の堆肥を大量に運んでもらいました。後になって堆肥の材料を確認してみると、「食品汚泥」が含まれていました。

  調べてみると、食品汚泥とは、食品産業から排出された有機物を浄化処理して、固形分を沈殿させたものです。その中には有毒物質の重金属(ヒ素、カドミウム、水銀など)が含まれている可能性があるらしいのです。食の安全にこだわる農家の方々は、汚泥類を含んでいる堆肥の使用を避けているようです。

  この堆肥を取り扱っている農産会社は、堆肥の材料はどれも、肥料取締法で定められている重金属の濃度の基準を下回っていることをきちんと確認していますし、堆肥内の放射能汚染の検査もこまめに行っています。安全性に関して問題はないと思いました。

  ただ、やはり、いろんな所から集められ、いろんな物が混じっていて、どのような作り方をしているか確認していない堆肥を使用することに、次第に不安を感じて、けっきょく、少し畑に散布しただけで、残りの堆肥は敷地のかたすみに山積みのままにしておきました。

  有機物なら何でもよい、または、安い価格のものならなんでもよいと安易に農場にいろんな堆肥を受け入れてしまうと、うっかりと農場への有害物質の侵入をゆるしてしまう危険性もあるかと思います。実際に、「有害物質の最終処理所」みたいになってしまった畑もあり、そこの作物が全部枯れ死してしまったという痛々しい話も聞いたことがあります。

  安全な堆肥や肥料とは何なのか、もっと勉強したいと思い、「正体の分らぬ材料を含んでいる有機物は農場の中に持ち込まない」という今までの方針を、さらに徹底しようとおもいます。しばらくは地域で排出される米ぬかやもみ殻などの分りやすい有機物をかき集めて、肥料や堆肥を作っていこうと思っています。

  

  

  

辰年穀雨  その2

  福島第一原発事故から1年以上がすぎました。何度も耕したりして農家が管理している田畑から収穫される米や野菜は、ほとんど汚染の影響はみられなくなりました。一方で、あまり人が足を踏み入れない場所から由来するきのこ類や山菜、たけのこ、獣肉などは、地表に放射性物質がそのまま残っているため、まだ検査では高い数値が検出されます。福島県やその周辺では、これらが出荷停止処分を受ける事例が少なくありません。

  小林農場では、しばらくの間、毎月、数種類の作物を、地元の農業振興事務所に放射能検査をしていただくことにいたしました。

  小林農場の位置する栃木県南東部は、汚染の度合いがとても低く、ほとんど野菜に対する放射能汚染に関しては心配しなくてもよいのですが、安全性を数値で具体的に証明されれば、より、安心できるでしょう。万が一、事態が急変して再び畑が汚染されることがあれば、検査によって未然に汚染を突き止め、すぐに出荷を自粛することも可能です。

  4月に検査していただいたほうれん草と菜の花は、放射性物質は不検出との報告を受けました。いずれ検査通知書を、その検出限界値もあわせて、ブログや通信で公表しようと思います。

  また、堆肥や肥料の材料にしようと考えていた、農場内の落ち葉と腐葉土も、検査していただきました。落ち葉は1kgあたり301ベクレル、腐葉土は1kgあたり400ベクレルでした。

  私が予想していたよりもずっと低い数値でしたが、国が定めた有機物の基準値は1kgあたり400ベクレルなので、このまま肥料や堆肥として使うには際どい数値です。他の有機物と混ぜて放射性物質の濃度を下げるなどの手立てが必要です。

  そのようにして作りあげた堆肥や肥料を畑で使用する前には、必ず、複数の検体を採取して念入りに検査をして、安全性を確認してまいりたいと思います。

  福島のまわりではあらゆる有機物が少なからず、放射能で汚染されています。ただ、作物を健全に育てるためには、有機物を循環させていくことが大事です。検査によって、有機物の安全性を確かめていきたいと思います。  

辰年穀雨 その3

今年の春作では、2月から4月の間に、小松菜などの葉物野菜を少しずつ、8回に分けて播種しました。うまく発芽すれば「勝ち」、発芽しなければ「負け」だとすれば、8回戦で5勝3敗という戦績でした。

1番最初の2月の種まきで発芽した後、3月からの種まきでは3連敗。これが響いて、5月上旬の野菜セットに入る野菜の種類数が乏しくなりそうです。とても心苦しいです。

小林農場の畑は粘土質のごろごろとした土で、播き溝を作るにも、播いた種の上に土をかぶせるのにも、あらゆる作業がやりにくく、この土では、きっと種も発芽しにくいと感じると思います。

それでも去年は、種を播けば発芽してくれて、「どんなごろごろした土でも、種を播きさえすれば発芽する」と自信をつけたはずでした。その自信が、ガタガタと音をたてて壊れていくのが聞こえてくるようでした。

4月上旬、あちらこちらの畑をトラクターで耕し、どこが種まきに最も適した土かを厳選し、播き溝を作り、種を播き、土をかぶせ、おまけに丁寧に播き溝を鎮圧し、防虫のために畝の上に布をかぶせ、一連の種まきの全ての作業に祈りをこめ、1粒入魂、渾身の種まき。

その種たちがきれいに発芽した時は、幾筋の播き溝が新芽の緑で染まっていく様子を、救われた想いでしみじみと眺めました。

種まきのコツをつかみ、この後の種まきも順調に発芽して4連勝。きっと、5月下旬には、野菜セットはいろんな葉物野菜に彩られることでしょう。

先の種まきの失敗を通じて、ごろごろとした土で種を播いて発芽させる技術を形にすることができました。

最終的には、「どんなごろごろとした土でも、種を播けば発芽する」という自信を深めていった、今年の春作でした。

P4291097 本当によく発芽してくれました。1つ1つの芽がきらきら輝いて見える。

P5041109 「この土ではまともに種の上に土をかぶせる作業はできない」と考え、思い切って、種を播いた後、土をかぶすのをやめてみました。でも、ちゃんと発芽してくれました。覆土がないことよりも、覆土をかけることのほうが発芽を難しくさせる要因を生み出しているようです。

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