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2011年12月 4日 (日)

一ヶ月早い 新年の抱負 その5

人と自分との関係はどうあるべきか?人間関係は、私にとって、一生の主題です。

人と上手に付き合えずに引きこもってしまう人の数が増えていると言われています。私も、昔から、人と会話を楽しむのが下手でした。

誰もいないところで、たった一人で気楽に暮らすことに憧れを抱き、あまり、仲間がほしいとは思いませんでした。むしろ、親しくなってその人と距離が縮まれば縮まるほど怖くなり、逃げ出すこともしばしば。

私の人生、出会う人、出会う人に恵まれてきました。それでも、私は人に素直に心を開くことができませんでした。

特に、子供と付き合うのは苦手です。子供たちの反応は、正直すぎます。私がどんなに笑顔を作って見せても、子供たちは私の心が開いていないのを敏感に見抜き、私から離れていきます。

そんな自閉症気味の私と社会を結びつけてくれているのは、畑の作物たちです。私が作った野菜を、受け取ってくれた方々がおいしく召し上がっていただくことにより、会話が生まれます。

「おいしかったです。」との一言で、どれだけ報われることか。私でも、少しは人の役に立てるんだなと、安心します。

今年、地元の学校の学校給食の食材として、小林農場の野菜を出荷させていただいています。その背景には、学校給食に関わることにより、私が苦手としている子供たちを好きになれるきっかけを作れるかもしれないという想いもありました。

農業に携わっているかぎり、私は社会と関係を保つことができる。そして、いずれは、人との触れ合いを晴れやかに楽しめるようになれる日がくる。農業の人と人を結びつける力を、私は信じてきました。

今までの小林農場の手元に受け取った売り上げ金額から、大雑把に年収に換算してみると、100万円くらいでしょう。この売り上げ金額のままだと、いずれ、私の貯金は底をつきます。

もっと多くの人と顔をあわせ、もっと多くの人に小林農場の野菜を食べて支えていただく必要があります。自分の殻を突き破っていかなくてはいけません。

私がこの世にいるのは、父と母が私を生んでくれたおかげです。私が農家になれたのは、師匠が私に農業技術を教えてくれたおかげです。私が農家として生活しているのは、私の野菜を買って食べてくれる方々のおかげです。

これらの変えることのできぬ事実を、どれだけ真摯に受け止めてきたか。そして、どれだけ深く感謝してきたか。今、それが私に問われています。

平成二十四年 辰年の陣  誰にも頼らずに一人で生きていく力を身につけることはとても大事。まわりの人々と助けたり助けられたりする関係を築いていくことは、もっともっと大事。

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