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2011年12月 4日 (日)

一ヶ月 早い新年の抱負 最終回

日本人が日常的に食べている野菜のほとんどが、遠い昔に、他の国から海を渡って日本にやってきたもので、日本を原産地とする野菜は、ほんのわずか。私たちのご先祖様たちは、寛容に外国の野菜を自分たちの食事に受け入れてきました。

そして、それらの野菜は、ご先祖様たちの知恵により、日本列島独特の風土と日本人の体質や食味に合った調理法で食べられました。こうして、日本の食文化が形成されました。

近年、食の西洋化が急速にすすめられました。その結果、医療技術の向上のために日本人の寿命は延びたけれども、何かの病気にかかっている病人の数は増えました。

今、また、日本が長い時間をかけて育んできた伝統食が見直されているようです。

世界中の人々と物資が世界中を飛び交う国際的な世の中になりました。そして、私たちは、それぞれの国にはそれぞれの個性があり、お互いの違いを認識して、その違いを尊重することを学びました。

他国との交流のため、日本も国を開くべきだと思います。ただ、自分の国の風土や伝統や歴史を大切にできない者が、他国を尊重することは難しいと思います。

真の国際人になるには、まずは自分の生まれた国をこよなく大切にすることでしょう。

特に農業には、その国の風土も伝統も歴史も凝縮されていています。その国の食料生産や環境保全を担う生命線でもあります。

日本農業は政府に保護されすぎて競争力を失っているとの意見をよく聞きます。私は、国民全員で、なによりも最優先して、農業を守っていくべきだと思います。そう思って、私は、農家になりました。

東日本大震災後、被災地の人々の冷静で忍耐強い姿に、世界中の人々が驚きました。この日本人の国民性は、日本列島のどこよりも海の幸、山の幸に恵まれた風土、そして、どこよりも自然災害の多い風土によって育まれてきたのではないかと言われています。

私たち日本人の性格を決定付けてきたこの風土、守ってゆきたいです。

「がんばろう日本」の掛け声を聞く度、昔の知り合いの言葉をおもいだします。「がんばろうは、頑張ろうではなくて、顔晴ろうと書くんだよ。」と。

がんばるとは、頑なに気張ることではありません。がんばることによって、人の表情は晴れ晴れとしてくるのです。

平成二十四年 辰年の陣  顔晴ろう日本

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