卯年白露 その1
6月から7月にかけて畑より全部収穫する予定だったじゃがいもですが、他の作物の管理で忙しく、9月に入った今も、懸命に土の中から掘りとっています。土の中でいもから新芽が盛んに生え出てきているから、収穫を急がなくてはけません。
じゃがいもの収穫を先に終わらせたいので、8月の下旬に予定していたかぼちゃの収穫に手が回らず、未だに多くのかぼちゃが畑に転がったままになっています。
9月の下旬に予定しているさつまいもの収穫の前にかぼちゃを全部収穫できるかどうかは、微妙なところです。
雑草が波のように畑に押し寄せ、畑のあちらこちらは、雑草の森に。
長い間、ほったらかしにしていたネギ畑に久しぶりに雑草を刈りに足を踏み入れてみると、ほとんどのネギが大きな雑草になぎ倒されて地面にたたきつけられ、とろけてしまっていました。この散々な光景を目にして、気持ちが折れかけました。
わずかながらも無事に残ってくれたネギを、小林農場の野菜セットを購入してくださっている会員の方へ優先的に、大事に出荷していこうと思います。
日が昇ってすぐに仕事を始め、日が沈んで外が暗くなるまで仕事を続けています。畑仕事にたっぷりと時間をかけている毎日です。
しかし、常にのんびり、ゆっくりと仕事をしているので、ほとんど汗をかきません。テキパキと動いたり、めりはりを効かせたりすることがすっかり下手になってしまって、仕事が進みません。
少し気分を変えるためにも、生活を見直してみたいと思っています。
今まで、畑仕事をこなそうと、睡眠、食事、片付けなどの時間を削ったりしてきましたが、考えてみればこれも本末転倒した話で、どんどん体調を崩し、身の回りは際限なく散らかり、仕事の効率をますます悪化させてきました。気分爽快に仕事を効率よくこなしていくのに大事なことは、十分な休養、万全な体調と整理整頓がいきとどいた環境でしょう。
農業を通して自然と人が共生できる場を創造してゆく。これが小林農場の理念です。これを実現するために、まずは、目の前の散らかっている机の上をかたづけましょう。
9月11日の仕事 育苗 収穫、出荷 豚の出荷のお手伝い 家の片付け
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