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2011年8月 8日 (月)

卯年立秋 その2

先日、私の父と母が小林農場に訪れてくれました。私の顔を見るたびに、「一人で農業をやっていくのは大変だろうから、早く結婚相手を見つけなさい」と心配してくれます。

農家として独立してから今まで、一人で、畑仕事、出荷、炊事や掃除やせんたく、買い物、お金の管理、販路開拓などをしてきました。

小林農場の農産物を食べてくださってる方々に、この先も満足してくださる量と質の野菜を、たった一人で生産し続けていけるのだろうか。草を刈る時間を確保できぬままに雑草が生い茂っている借地を眺めながら、思いました。

実際には、一人だけで農場を立派に運営している人はたくさんいます。私も、のんびりと仕事をする癖を改めれば、一人でやっていくことは可能だと思います。

ただ、結婚して二人で負担を分かち合えれば暮らしがもう少し楽になるのは明らかなら、無理して一人だけで農業を続けることにこだわる必要はないでしょう。

今は運よくけがや病気とは遭わずに暮せていますが、もし万が一、私がけがをしたり病気になったりしたら、私に代って畑の作物の面倒をみてくれる身内が、今の私にはいません。

もちろん、結婚したいと思えばすぐに結婚できるわけではないでしょう。問題は、私が結婚相手を探す努力を支払うことすらしてこなかったことです。今の、誰にも干渉されない一人っきりの気楽な独身生活を、どうしても手放せないでいます。

でも、ときどき思います。愛すべき家族を持とうとしない自分の人生って、いったいなんなんだろう、と。

あと1,2年は一人で農業を続けていけるかもしれませんが、私も年をとっていきます。

自分の身の回りの仲間を大切にしたり家族を築いていくことは、人が物理的にも、そして、精神的にも豊かに生きていくための知恵だとおもいます。人は一人では生きていけない。このことは肝に命じるべきでしょう。

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