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2011年6月25日 (土)

卯年夏至 その2

1週間に2回ほど、地元の市貝町から栃木県の県都、宇都宮市まで、野菜を出荷しに往復します。現在、宇都宮市の3つの直売所と1つの飲食店に出荷しています。

早朝4時より収穫開始。野菜についている泥を水洗いして落とし、野菜ひとつひとつを袋につめ、ラベルを貼り、売れる状態に仕立てます。

軽トラックの荷台に出荷物をいっぱい乗せられるだけ乗せ、伝票を書き終えたら普段着に着替えて、いざ、宇都宮市へ。

全部の出荷物を降ろし終えていろいろと寄り道をして再び農場に帰る頃には、昼食の時間になっています。

私がお付き合いさせてもらっているいくつかの直売所は中小規模で、たいてい元気な女性の方々が店をきりもりしています。私が無農薬でいろんな種類の野菜を作っていると告げると、大変に喜んでくださいました。

私が山東菜を出荷すると、あまりお客さんには馴染みのない野菜なので、お店の方々が自主的にわざわざ山東菜の食べ方を調べてくれて、調理方法が書かれている印刷用紙を売り場に据えて、山東菜を宣伝してくださっていました。山東菜を使った料理を作って、お客さんに試食してもらったりもしてくださっていました。

こだわりをもった栽培方法で野菜を出荷している生産者のコーナーを売り場に設けているのですが、その中で、まだ新米の私のために「小林さん家の無農薬コーナー」を新設してくださった時には、恐縮いたしました。

生産者達が心をこめて作った野菜をできるだけ多くのお客さんに買ってもらえるような場を作り出すのが自分たちの仕事。店の方々のそのような心意気を、随所に感じます。

直売所で売る野菜の単価はどうしても安くなってしまい、手間をかけても、それに見合った収入を得るのは難しいです。しかし、誰でも気軽に参入しやすく、私のように農家として独立したばかりでまだ販路が確保されていない者としては、直売所の存在はありがたいです。

今、私がお付き合いしている宇都宮市の飲食店では、オーナーの方自らが私の畑までわざわざ足を運んで、私の作物を見学していってくれました。また、直売所の代表の方々も、野菜を出荷させてほしいとの私からの申し入れを、快く受け入れてくださいました。

今の時代、新規就農者が売り先を確保するのは難しいとよくいわれます。私も農家として生計をたてられるほどの売り先を確保できていません。

しかし、活発な直売所や飲食店は、常に意欲のある農家を探しもとめていると、現在、私がお付き合いさせていただいているお店を見ていて感じます。もっともっと販路を開拓していけるはずです。そのためには、私がもっともっと作物をたくさん作れるように技術力を上げることが必須になるでしょう。

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