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2011年3月

2011年3月25日 (金)

福島原発事故による放射線汚染について

福島や北関東の農作物から放射線が基準値以上の数値で検出され、ここ栃木県でも、ホウレンソウとカキナの出荷が止められ、今も他の農作物の検査が行われています。栃木県の有機農家の方々も、放射線汚染を考慮して、相次いで葉物野菜の出荷を自主的に控えるようにもなってきました。

自分なりに放射線の情報をいろいろ集めてみました。以下は、私が参考にしたサイトです。

公表されている数値の意味1(日本原子力学会)

シーベルト値の具体例(朝日新聞)

公表されている数値の意味2(TBSラジオ)

栃木県の放射線量の調査(栃木県)

シーベルトとベクレルの違い(食品安全委員会)

栃木県の農作物の調査(栃木県)

基準値を超えた食品について(読売新聞)

公表されている数値の意味3(TBSラジオ)

分かりやすい放射線の基礎知識(原子力教育を考える会)

公表されている数値の意味(武田邦彦中部大学)

放射線は目に見えないけれども、簡単に検知器で見つけられ、容易に値を測れる物質なんだそうです。農場の今後について、しばらく数値を目安にして判断したほうがよさそうな気がします。

事故が収束した後は、放射線は減っていってなくなるのか、それとも、しぶとく影響を与え続けるのか。そういった、長期的な予想を伝えてくれる情報もほしいです。ご存じの方、情報をくださればありがたいです。こんな時のためのインターネットですね。

できるだけ早い事故の収束、原発で作業にあたっている方々の無事、切に祈っています。

2011年3月21日 (月)

卯年春分

拝啓

季節は春分、日ごとに春めいてまいりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

3月11日に発生した東日本大震災では、農場がある栃木県でも震度6が観測され、揺れに揺れました。翌日、残り少ないガソリン量をきにしながら車で買い物に出かけても、開店している店はほとんどありませんでした。どこも停電していて、町の経済活動は止まっていました。

アスファルトの道は所々で地割れしていて、平らだった道に段差ができていました。民家の大谷石を積み上げて造った塀は派手に倒れて、屋根の瓦は崩れ落ち、外出すれば嫌でも目に飛び込んでくるそのような散乱とした光景は、震災後一週間たっても、ほとんどそのままです。近所の農家の方は、損傷を負った住み慣れた我が家を嘆きながら、東北地方の被害と比べればこのくらい辛抱しなくてはと、前を向きました。

小林農場の地主さんのウインドファミリー農場も2日以上、停電が続き、おまけに地震によって井戸水をくみ上げるポンプが壊れ、4日間断水となりました。その間、ウインドファミリー農場の方々は、あの手この手を駆使して、見事、家畜の豚50頭、鶏500羽の飲み水を確保し続けたようです。

このウインドファミリー農場で、私は去年まで長いあいだお世話になり、農業の実践を学ばせていただきました。ウインドファミリー農場は、とても理解のある生活者(消費者)との出会いに恵まれていました。私たちは農場の農産物を食べてくれる生活者の方々を「お客さん」とは呼ばずに、私たち生産者とともに農場を支えてくれる同志という意味をこめて、「会員」と呼んでいました。

キャベツにアオムシがついて葉に虫食われの穴がつくことは、自然なことです。しかし、一般の流通では、虫食われのキャベツは見た目が悪いという理由で、出荷できません。だから、農家はキャベツからアオムシを取り除くため、キャベツに農薬をかけます。しかし、農薬の散布は、そのキャベツを食べる人の健康に悪いだけではなく、散布時に直に農薬を浴びることになる農家自身の健康を、著しく損ねていきます。

ウインドファミリー農場では、農場の農産物は市場を通さずに、直接、会員に届けていました。農場の会員は、「虫食われは農薬がかかっていなくて安全な証拠」といって、一般流通でも売れないような虫食われの野菜も受けっとてくれました。

会員は農場の生計が成り立つように買い支え、農場は責任をもって会員に安全で豊かな食材を提供して会員の健康を支える。共にまともな食を築いていこうと手と手を携え、お金のやり取りのみだけではない心の交流が、会員と農場の間に流れていました。私もこの先、生産者として、このような関係を生活者の方々と築いていきたいと思っています。

人との関わり方。それは、人づきあいの下手な私には、一生の課題になり得ます。今年、私は農家として独立を果たし、一人になれる時間をたっぷりと満喫できる、気楽で自由な毎日を手に入れました。でも、気楽で自由であることと幸せであることは必ずしも一致しないというのが、今の私の実感です。私をここまで育ててくれたのは、私に注がれたまわりの人からの眼差しであり、私に話かけてくれたまわりの人からの言葉でした。

人と交われば、わずらわしいことも多くなるし、世俗にまみれることもあるでしょう。しかし、人との絆を断てば心は枯れ果ててしまうことを、私たちは本能的に知っています。人との絆を大切にしたいという誰の心にも宿す強い欲求によって、大震災後に世界中の人々が被災者に支援の手を差し伸べました。

震災による福島原発の放射能汚染がどこまで広がるかは、現在、定かではありません。栃木県内の露地野菜から基準値を超える放射線も検出され始めました。最悪の事態が起これば、栃木から避難することもありえます。今はひたすら、事が良い方向へ向かうことを信じ、種をまき続け、苗を育て続けています。

私たち農家は、命の糧を産み出すという今までしてきた仕事をこの先も続けていくことにより、これより長き復興の道を歩むこととなる東日本に貢献していけると思います。今、私が育てている作物が、数か月後には、何かの縁で被災者の手にわたるかもしれません。

この畑が、そして、この畑で育った作物が、社会と私を結び付けてくれるのです。

2011年3月14日 (月)

地震についての無事の報告

報道されているように、3月11日、東日本で大地震が起き、農場がある栃木県でも震度6が観測されました。私が今までお世話になってきたウインドファミリー農場の人々をはじめ、私の身の回りの人で、私自身も含め、この地震によってけがをした人はいませんでした。建物に一部、被害を受けたものの、大事にはいたっていません。地震発生後から14日の朝まで停電が続き、携帯電話の電池も充電できず、外部との連絡が自由に取れませんでした。地震後に私に連絡をしてくださった方々、連絡を返せずにご心配おかけしました。

まだ余震が数分おきに続き、この数日間の内に大きな余震も起こる可能性もあるということなので、十分に警戒を怠らないようにしたいと思います。私の携帯電話のメールアドレスをご存じの方、そのアドレスはまだ使えるので、そちらからも、私と連絡が取れます。

2011年3月 8日 (火)

卯年啓蟄

拝啓

季節は啓蟄、日ごとに春めいてきました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

なにもかもが眠ってしまって、時が止まってしまったような真冬の頃の畑。害虫の姿も見えず、雑菌も現れる様子もなく、なんの問題もなく淡々と畑仕事をこなせていける時期でした、今までは。

日はますます春へと向かい、畑へ次々に作物が作付けされていくのと同時に、畑の中に棲むあらゆる生命も冬眠から目を覚ましうごめき始めます。それらが複雑に絡み合って次々に引き起こされるであろう思いがけない出来事に、農家はひとつひとつ的確に対処していかなくてはいけません。畑仕事はこれからが本番です。

来月からぼちぼちと作物の収穫が始まるため、作物の販路の開拓も急ぎたいと思います。近いうちに小林農場の野菜の販売方法をまとめてブログやチラシなどで告知して、買ってくださる方々を募ろうと思っています。

自分が作った作物の販売先を自分で開拓して経営していくのは初めての経験です。かなりの心血を注いでいくことになるのでしょう。

農家として独立をしたばかりのこの1月と2月、私が農業に関わって以来、これほどまでに自分の速度で自分の好きなように時間を費やせた日々は今までなかったし、この先もしばらくないでしょう。すばらしい充電期間でした。畑仕事や出荷作業に追われながら充足してゆく通常の農業生活が再び、始まろうとしています。

生産する野菜はその季節の旬のものにかぎるというのが、小林農場の方針です。おいしくて健康な野菜は、当り前のことではありますが、その野菜の生育にもっとも適した季節、すなわち、旬にとれる野菜です。

近年、ハウス栽培の登場で、旬から外れた野菜も一年中収穫できるようになりました。しかし、それらの野菜は旬の季節にとれた野菜と比べて栄養価が低いと、多くの専門家によって指摘されてきました。

夏が旬のトマトやキュウリは水分が多くて、食べた人の体を冷やしてくれます。冬が旬の大根やサトイモは、煮て食べるとおいしく、人の体を温めてくれます。四季は、私たち人間の生理がその季節に必要としている食材を用意してくれます。それに反して、トマトが好きだからといって冬もトマトを食べていたら、冷え性に悩まされるでしょう。

旬を気にしなくてもいろんな野菜がいつでも手に入る便利な時代になりましたが、その便利さを得るため、どれだけ多くのエネルギーを消費しているのかも、考えなくてはいけません。

確かに旬の野菜の種類は限られ、毎日の料理の献立をたてるのが難しくなるかもしれません。しかし同じ食材でも、切り方、火の通し方などを変えれば、変化にとんだ食事を楽しめると思います。現在の栄養学は、一日にいろんな種類の食材を食べることをすすめていますが、昔の人々は限られた旬の食材のみの食事で達者に暮らしていたし、今の私もそうです。そのような食べ方のほうが健康だと思います。

今年の一月は強烈な寒波が日本列島を見舞い、私が生活している借家の室内も連日、氷点下まで温度が下がり、身も心も凍らせる厳しい寒さでした。それだけに、立春がすぎた頃、暦どおりに日の光に力がこもって季節が春へと一歩進んだことを感じたとき、救われたという気持ちになり、思わずお日さまに手を合わせました。

冬は寒さにふるえのもよし、夏は暑さにばてるのもよし。本当に辛いのは、冬も夏も感じられなくなったときでしょう。季節は、平凡な私たちの生活を豊かに彩ってくれます。四季美しい日本に生まれながら全く四季に興味のなかった私も、現在は季節感を感じられる風景を写真に収めたりしながら、日本の四季を体得し直しています。

もし私が自分が育てたトマトを皆さんにお届けしたら、みなさんに夏がきたことを感じていただきたいし、トマトをお届しなくなれば夏が終わって秋がきたことを感じていただきたいと思っています。野菜といっしょに、季節感も多くの人にお届けしていきたいと思っています。

2011年3月 7日 (月)

啓蟄 晴れ -5~13度

P3060164 飛行機雲。雨が降る前日によく見ます。、空が湿ってくるため、空を切るような勢いで飛ぶ飛行機の後ろに細長い雲がしばらく居残ります。

3月5日 晴れ -6~10度

P3070176 アスナロの木。数年前、地際から木の幹をつたって木のてっぺんまで這い上がってきたつる性の植物に激しくからみつかれ、今でも木の左半分が食われたように薄くなっています。

3月4日 -2~4度 晴れ

P3070169_2 雑木林の中でよくみかける自生した針葉樹の幼木。葉の先が二つに割れているので、モミの幼木でしょうか。人知れず日陰でひっそりとくらしていました。

ひな祭り  くもり ときどき 晴れ

P3070167 ツバキ。冬の寒々とした風景の中で、光沢を失う事のない黒々とした葉の先で赤々とした花を咲かせてくれました。春になり、多くの葉が、見ごろを終えようとしています。

23/03/06

じゃがいも植え付け  外畑前中サトイモ跡(左5列もみ殻散布地区、今日、ボカシ肥部分施

              肥(15kg/列))、サツマイモ跡(右2列落ち葉堆肥区)

              90cm-25cm

    男爵 10kg  キタアカリ 10kg  今金町産男爵 10kg  とうや 5kg  

    トヨシロ 8kg  メークイン 10kg  アンデスレッド 2kg  

    合計55kg7列(45m/列)

     

            

23/03/04

播種(温床) ナス  筑陽 30粒  真黒なす 130粒  加茂なす 30粒

        ピーマン  土佐グリーン 35粒  埼玉ピーマン 65粒  

        伏見甘長 30粒

        セロリ  トップセラー  0.5ml9列

3月2日 くもり 時々 にわか雨

P3020148 梅、満開。スモモの木もソメイヨシノも多くの春の樹木は、葉を茂らす前に、枯れ木のような木に花だけたくさん、咲かせます。

2011年3月 2日 (水)

全国火災予防運動 くもり のち 雨 1~6度

P3020152 ササ。地下に長い根茎をはりめぐらせ、大きな群落をつくります。その繁殖力は旺盛で、数年間、管理されずに放置されている土地に壁のごとくはびこり、人が足を踏み込むこともできない荒々しい空間を作り上げていきます。

2011年3月 1日 (火)

23/02/24

移植 サニーレタス レッドフアイヤー 25穴5ポット 計125個

    レタス ラプトル 25穴3ポット 計75個  みかどグレイ 25穴2ポット 計50個

2/4播種 移植数合計 

    キャベツ 225個  ブロッコリ 175コ  カリフラワ 75コ  

    レタス 250コ  サニーレタス 125コ  サラダナ 125コ

播種 温床>発芽>冷床

    キャベツ2 YR青春 75粒  新藍 60粒  計135粒

    ブロッコリー2  ピクセル75粒  緑嶺 60粒  計135粒

    レタス2  ラプトル 3列  みかどグレイ 2列  計5列

    サニーレタス2  レッドフアイヤー 4列

播種 温床>発芽>冷床 

   サヤエンドウ  春まききぬさや 30ml 25穴1.5ポット 計35穴(4粒/穴)

             あまいえんどう 30ml 25穴1ポット(4粒/穴)

播種 不織布 トンネル  小畑左アブラナ科跡 無施肥  畝まき25m

   ネギ 吉蔵 20ml1列半  根深一本太ネギ 8ml半列  石倉根深ネギ 8ml半列

       下仁田 8ml半列  汐止晩生ねぎ 15ml1列

2月28日 雨 のち 雪 2~8度

                                                           P2280139_2 温床の中身。作物の苗を保温してきた温床の中を掘って、切り返しました。ハウスの中に白い煙の発酵熱と甘酸っぱい心地よい発酵臭が充満しました。

仕事 温床切り返し 

2月27日 晴れ -2~15度

P3010145 ケヤキ。秋には全ての葉を落として裸となり、空高くいっぱいに手を伸ばしたような端正な樹形がはっきりと眺めなれる冬こそ、ケヤキの見頃だとおもいます。

仕事 トラクタ耕 刈り払い

2月26日 晴れ 0~8度 

P3010143 サヤエンドウの発芽。毎日、一粒一粒、種がはじけてひょこひょこと土から顔をのぞかせる子葉が増えていく様子が楽しいです。

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